BELOVEDというアルバムに入っている優しいバラード。名曲ぞろいのアルバムの中でも特に好きだった。
GLAYの魅力
GLAYはいつまで経っても垢抜けないな…なんて思ったりする。ミスチルはデビュー当時こそいかにも90年代な楽曲だったけれど、小林武史と共にどんどん磨きをかけていった。ラルクとB’zはタイプが違えど、カッコイイを突き詰めたようなグループ。それに比べて、やっぱりGLAYは垢抜けない。歌詞はむき出し過ぎで詞的じゃないし、メロディもどことなく古い感じがする。
でも、だからこそTERUさんのパワフルで暑苦しいヴォーカルが映える。TERU語録なんて出来ちゃうほどド天然でまっすぐなTERUさんに、ラルクみたいな幻想的な詞を歌わせたって面白くもありゃしない。思いついた言葉をそのまま吐き出すような歌詞が、TERUさんを、GLAYを活かす。
震災が起こった時も、CDが流されてしまったファンのためにと、ファンクラブ会員にリリースされていたCDを送ったりする優しさっぷり。メンバーも仲良し。ロックバンドとして一世を風靡したけれど、およそ破天荒なロックスターとは遠い遠い、気のいい兄ちゃん達なんじゃないだろうか。
「グロリアス」で初めてGLAYのCDに触れてからもうすぐ20年。今はないCDショップ、自転車で走った風景を思い出した。