コーヒー遍歴〜インスタントから生豆焙煎まで

コーヒーは好き嫌いが別れます。根本的にダメな人から、砂糖とミルクを入れれば飲める人、とにかくブラック好きな人。今の自分は圧倒的にブラック党ですが、最初は砂糖&ミルク派でした。食べ物と同じで、飲み物も年齢と共に嗜好が変わるんだなぁと実感しています。

コーヒー遍歴

今でこそ生豆から焙煎して飲んでますが、つい3年ほど前まではレギュラーコーヒーすら淹れた事もなく、インスタントコーヒーばかり飲んでいました。

  1. インスタントコーヒーがぶ飲み時代
  2. スーパーのレギュラーコーヒー時代
  3. 生豆から自家焙煎する時代
  4. ネルドリップの味にハマった時代
  5. ドリップの器具を替えて開眼した時代

インスタントコーヒー時代

何と言ってもインスタントは楽。お湯か電子レンジがあれば1分で飲めちゃう。今でも朝はインスタントコーヒー+牛乳でカフェオレを作って飲んでます。

インスタントのメリットである「簡単さ」ゆえに、飲み過ぎてしまうのがデメリットでもあります。あまり胃が強い方ではないので、勉強や仕事をしながら飲み過ぎて胃を荒らすこともしばしばでした。でも飲んじゃう…

ちなみにカフェオレには溶けの良いブレンディが好みですが、普通にお湯で溶いたブレンディは…微妙です。そもそもインスタントコーヒーには限界があるでしょうけど、ブラックで飲むならゴールドブレンドなど、他の種類の方が美味しい気がします。

レギュラーコーヒー時代

安いレギュラーコーヒーが売っていたので、試しにとペーパードリップしてみたのがきっかけでした。飲んだ瞬間、インスタントとの味の違いに驚愕!いちいちドリップするという手間をかけるのに慣れが必要だったものの、これ以降インスタントコーヒーを飲む機会は激減しました(カフェオレ用のブレンディを除く)。

生豆焙煎時代

Atelier Non-Electric 非電化工房

エコブームが盛り上がった時だったでしょうか?何かの縁で藤村靖之さんの非電化工房を知って、開発ラインナップにあった「非電化コーヒー焙煎器『煎り上手』」に興味を持ったのが始まりです。

ところが、興味を持って買った割には面倒な気がして数ヶ月放置。これじゃいかんと、ネットで生豆を買って、恐る恐るチャレンジした焙煎は…無事成功!炒っている間にコーヒーの匂いに変わっていく豆の香りと言ったら…くぅぅ、コーヒー好きにはたまりません。

いざ豆を挽いて飲んだ時の驚きと言ったら!インスタントからレギュラーコーヒーに変えた時以上の衝撃でした。まるで別次元。豆の鮮度が味に及ぼす影響の大きさを知った瞬間です。

ちなみに最初の焙煎は成功したんですが、二度目の焙煎は煎りすぎてしまってかなり黒い豆が仕上がってしまいました。飲んでみると…苦い!コーヒーの苦味を超えて、完全に焦げ臭いレベル。珈琲豆には申し訳ないと思いつつ、煎ったうちの半分ぐらいを飲んだところで処分しましたm(_ _)m

さて、この「煎り上手」。家庭のコンロで手軽に生豆を煎って、そこらのコーヒーショップ以上の味を得られるのは良いのですが…やはりデメリットもあります。一番面倒だと思ったのは、コンロ周りに散らばるチャフ(コーヒー豆の薄皮)の片付け。換気扇のフィルターにたくさん引っかかるし、とにかく散らかります。最初の焙煎器としてはオススメなのですが、これで嫌になる人もいるかも…バーベキューみたいな野外なら、野に返しちゃえば良いんですけど。

最近はもっぱら「GeneCafe」という電気焙煎機を使用しています。一度に300gまで焙煎できるのと、焙煎度合いを目で見られること、そしてチャフが散らばらないのが何よりのメリットです。ただお値段が張るので、いきなりはオススメしません。いやぁ、高いです…

もう一つ、豆を挽く道具はメリタのパーフェクトタッチを使用しています。その前は手動器具で挽いていたんですが、毎日飲むには手間が掛かり過ぎるため、電動式のものを探しました。カッター式に比べて均一に挽ける臼式の割に、値段も5000円前後と安めなのがポイントになりました。Amazonのレビューにもある通り、粉受けがプラスチック製のため静電気でくっつきやすいなどの使いづらさもありますが、何だかんだと壊れもせず2年以上使い続けています。次は評判の良い「ナイスカットミル」を試してみたいのですが、ひとまずは現役のこの子を使います。

家で焙煎するようになって以来、市販のレギュラーコーヒーを買うことはなくなりました。デパ地下などで売っているコーヒー屋の炒り豆ですら、鮮度が古いことがあるので要注意です。

ネルドリップ時代

ある日入った喫茶店のネルドリップ式コーヒーが美味しくて、東急ハンズでネルドリップ器具を買って試してみました。結果は上々で、少しまろやかな感じもあってペーパードリップより美味しく感じました。

ただネルドリップは器具のメンテナンスが手間なので、ペーパードリップと併用しながら飲んでいたものの、数ヶ月後にはやめてしまいました。フィルターを洗って水に浸けて保存をするのは、毎日の道具としてはなかなかの手間です。味だけならペーパーと半々ぐらいで楽しみたい味なんですけどね…

ドリッパー時代

コーヒーが格段に美味しくなるカフェバッハのドリッパー | こうともblog

前回の記事で書いたように、ドリッパーをカフェバッハのものに変えました。どこまで違うかなと半信半疑になったのも杞憂、ここまで味が違うとは。

ドリッパーを変えたきっかけは、たまたま南千住で宿泊する機会があった時に、ネットで見つけた「カフェ・バッハ」本店が近くにあったこと。コーヒーに関する本はいくつか読んでいたのですが、評判の良いコーヒー本の著者「田口護」さんのお店だということが発覚。そこで美味しいコーヒーを頂きつつ、店員さんからドリッパーのこだわり話をじっくりと聞いたのが始まり。

田口護の書籍 – Amazon.co.jp

カフェバッハでは自宅でも同じように淹れられるという観点からペーパードリップを採用しているそうです。関東のコーヒー好きの方はぜひ一度行ってみて下さい(南千住駅からちょっと歩きます)。関西ならカフェバーンホーフなど、カフェバッハ系列のお店なら同じペーパードリップ式を採用しているはずです。

少しずつステップアップしてきたコーヒー遍歴だけど、工夫の余地はまだまだたくさん。抽出の湯の温度に、質の悪い豆の除外、それから挽いた豆の粒度がなるべく揃っていること。現状でも満足な味だし、お店を開くわけでもないので今のままでもいいんですが、好きだとついこだわってしまいます。よりよいコーヒーライフのために!(笑)

それでは、また。

コーヒーが格段に美味しくなるカフェバッハのドリッパー

日頃、なんとなくコーヒーをドリップしている人も多いんじゃないでしょうか。そういう自分もついこの間までプラスチック製のドリッパーを使用していました。何を使っても似たり寄ったり、大事なのは豆の質と鮮度だけだろう、と。

カフェバッハのドリッパーを使い始めて、それが大間違いだったと思い知らされました。安物プラスチックの時とは明らかにコーヒーの味が違うんです。そういえば以前にネルドリップを試した時も美味しくなったと感じたのに、その事を忘れてドリップを舐めていたことを反省…

ドリッパーの特徴(1〜2人用のドリッパー101の場合)

  1. 穴が一つ → 抽出スピードが出来るだけ安定するようにとのことです
  2. ドリッパーの溝(リブというらしい)が深い → 接触面積を減らして、下部から流れ落ちるように(水がコーヒー豆の中をしっかりくぐるように)…だったかな?(^_^;)
  3. 有田焼 → 味に関係するのか、ただの好みかは聞き忘れました(笑)

カフェバッハ本店で店員さんに話を聞いたところ、カフェバッハとバッハグループで使用・販売しているドリッパーは、独自で製造しているものだという話でした。下記のブログに、もう少し詳しい事が書いてあります。

カフェのお道具④ ドリッパー – 店主のつぶやき

正直、自分の味覚の繊細さは大いに怪しいところですが、逆に言うとそんな自分が「味が変わった」と感じるぐらい違ったとも言えます。独自製品にも関わらず、決して値段は高くない1000円以下です。家でペーパードリップ派の方には強くオススメです!

梅田にあるカフェバーンホーフ(バッハグループ)で話を聞いたところ、300ml程度(コーヒーカップ1〜2杯)までは小さい方のドリッパー101で十分とのことでした。実際、自分はそれでマグカップいっぱいに美味しく淹れられています!大人数の家族やパーティーで飲む方は2〜4杯用のドリッパー102の方がいいかもしれません。

カフェバッハのサイト他、「カフェバッハ ドリッパー101」などで検索するとネットで購入できるサイトがいくつか見つかりました。南千住の本店や、関西のカフェバーンホーフなどの系列店が近くにない場合は、ネットで購入すると良いかもしれません。

美味しいコーヒーがあると、色々と作業の気分も上がって最高です。皆さんも素敵なコーヒー生活を!

それでは、また。