FIELD OF VIEW – FIELD OF VIEW I

今はもう解散してしまったFIELD OF VIEW…FOVのファーストアルバム。自分が音楽を好きになったのとほぼ同時に出てきて、あっという間に好きになりました。このアルバムなんて一体どれだけ聴いたか分からないぐらい…当時はiTunesなんてなかったから(笑)

いま20代後半〜30代以上の人でFOVを知ってる人が抱いてるイメージが、恐らくそのままCDになったようなポップなアルバム。色んな音楽を聴いた人には物足りなさを感じさせるぐらい、キャッチーな曲だけが10曲収録されています。タイアップがついた2曲のシングル「君がいたから」「突然」は多くの人が聴いたことでしょう。

声がね、イケメン声っていうか好青年声っていうか。実際、浅岡さんはイケメンで好青年の部類ですしね。だからこそ、これだけ捻りのないポップがしっくりきたんだと思います。再生すると、心地いいなぁと思ってるうちに10曲が終わること請け合い。すぅーっと流れていきます。

アルバム曲「セピア」「恋が愛に変わってゆくまでに」「THINK OF MYSELF」「迷わないで」「とまどいの季節」がまたシングル曲に負けないクオリティのポップソングで。シングル曲のどっちかが好きなら、間違いなくこのアルバムは当たりです。恐れることなく聴いてみましょう!

音の雰囲気的には、土日…仕事や学校が休みの日の晴れた午前中にピッタリ。このアルバムでも流しながら新聞読んだり朝食を食べたり洗濯したり…うん、いいテンションになります。ちなみに自分の中で「休日・晴れ・午前中」枠は他に、「Bank Band – 沿志奏逢3」や堂島孝平あたりがラインナップしています。一言でいうと「ほのぼの感」。

アルバムの最後を「君がいたから」で締めくくるのがまた素晴らしい構成で、文句なし!ただこのアルバム、多感な時期に尋常じゃないぐらい聞いたので、いちいち当時の思い出が蘇ってきちゃうんですよね。もうすっかり連絡も取っていない、FOV大好き仲間だった友達のこととか。90年代に好きになった多くの曲は思い出が絡みつきすぎて、なかなか公平に評価が出来ません。みんなそうなんじゃないかな…

FOVはデビュー2曲が華々しすぎたせいで、人気的には尻すぼみになってしまったのは残念だけど、実は他にもいい曲たくさんあるんです。ぜひ、また書きたいと思います。

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