オススメCDの最初を何にするか迷いました。この半年、毎日欠かさず聴いているももクロの5TH DIMENSIONが妥当かと思いながらも、最初は長いことファンをやってるミスチルから選ぶことにしました。
「Atomic Heart」「深海」など凄いアルバムがありますが、ここはあえて新しめの中からお気に入りの1枚「SENSE」をチョイスしました。このアルバムはフラゲ日、会社の昼休み1時間のうちにダッシュでCDを買ってロクにご飯も食べずに聴いたという…しかも擬態とPreludeで涙目になりながら(笑)その印象が強いCDです。
上でも挙げたように、「擬態」「Prelude」の2曲がキーだと思っています。ちょっと中二病くさい「I」で暗くスタートしたかと思いきや、さわやかなギターのイントロスタートの「擬態」。初めて聴いて、まだこんないい曲書けるのか!凄いなぁ…なんて気持ちになってました。「血を流し それでも遠く伸びて」みたいに苦しみながら頑張っていく現実とのリンクする感じがたまりません。ただ一つ「富を得た〜」の大サビの歌詞は直接的であまり好きじゃなかったりして。
「Prelude」前奏曲。タイトルからして最高です。「ここから人生が始まっていくんだ!」っていう気持ちになる歌詞と、伸びがあって前向きなメロディー。これがアルバムの最後から2曲目にあるのが最高です。終わりなのに、始まっていく感じ。欲を言えば、この曲で終わってくれれば気持ちが高揚したままCDが終わるのにな…なんて思いながら。最初に聴いた時は、会社なのに涙が流れんばかりに感動していました(笑)
そんな訳で、「Forever」はエピローグ、エンディング、スタッフロールのようなものだと思っています。映画「Split the Difference」でもそうでしたっけ?そういう位置付けならアルバムの締めとしてはふさわしい曲かもしれません。
「深海」ほどにコンセプトがちがちのアルバムではないけれど、全体でバランスを取りつつ抑揚があって近年のミスチルではかなりお気に入りの1枚になっています。このアルバムを引っさげたツアー「SENSE」と「SENSE -in the field-」がまた良かったんですよ…
ミスチルに興味があって、ベスト盤はもう聴いたよという人に、是非聴いてもらいたい1枚「SENSE」です。