最強のMacbook Pro (13-inch, Early 2011)

元々はヤマダ電機で買った、いわゆる「梅」仕様なMacbook Proでしたが、使っているうちにメイン端末にしたいと思って、色々とパーツを交換しました。

【仮想化ソフト】
まず、これまでメインで使っていたWindows XPなデスクトップの環境を移植するために仮想化ソフトを検討しました。無料のVirtualBoxでも良かったんですが、少しでもパフォーマンスが良いものを使いたかったので、VMware Fusion 5とParallels Desktop 8の二択になりました。レビューを見るとVMware4のパフォーマンスが微妙だったっぽいですが、5になってParallels Desktop 8とほぼ互角になったようで、金額とインストール可能な端末数を考慮してVMwareに決めました。

【メモリ】
次に不満が出たのはメモリ。既に純正の2GB*2からCFDの4GB*2に差し替えていたんですが、8GBでも仮想環境を立ち上げつつアプリを色々と動かすとカツカツです。ということで、公式ではサポートされてないけれど動作報告はたくさんあったのでメモリを8GB*2で合計16GBに差し替えました。これでメモリには余裕が出ました。

【SSD】
しかし、Windows XPはSSDで使用していたので、HDDの速度の遅さにも不満が…ということで、次はSSD換装。ここがある意味、一番手こずりました。仮想マシンで色々とテストをしたかったので、容量と価格のバランスが取れた256GBにする事は決めていました。その上で、動作報告などを参考にしながら試したのが下記の3つ。

  1. PLEXTOR PX-256M5S
  2. Intel 335 Series SSDSC2CT240A4K5
  3. crucial CT256V4SSD2

最初は3つも試す気はなかったんです。ところが、最初のPLEXTORにMountain Lionをクリーンインストールしようとしたところ、残り2分から動かない。ファームウェアの更新など、色々試したのにどうしてもインストールに失敗するので、相性交換でIntelへ交換。結果は…PLEXTORと一緒でした。

Macbook ProのEarly 2011はSATA6Gbpsと相性が悪いという記事を目にして、すがる思いで購入したcrucialも見事に撃沈。半ば諦めかけて、秋葉原のSofmap Mac Collectionに行って店員さんと話をしていたところ、「純正メモリでないとインストールエラーが起こることがままある」というお話。最後の最後にメモリを純正に戻して試してみたら…インストールできた!!SSD換装を試みている人は気をつけて下さい。そしてSofmapの店員さんには本当に感謝です。

【光学ドライブ】
SSDに換装してウハウハしたのも束の間、仮想マシンをいくつも作成するとあっという間に容量がキツくなってきました。しかし外付けHDDは面倒…中に全部詰め込みたい。という事で、使用頻度の低いDVDドライブを取り外して、秋葉館のMacbayに純正HDDを入れて使おうということでチャレンジ!

メモリやSSDのようにはすんなりといかず、DVDドライブを取り出すのに本当に苦労しました。中でも一番危なかったのが、精密ドライバーの#00を持っていなかったこと。家にあった#0で外そうとしたところ、ネジがなめかけてしまって危うく二進も三進もいかなくなるところでした。100均で買ってきた#00で無事回せて、安堵のひと息。ドライバーは本当に細心の注意を払って下さい。

【なう】
そんな感じで保証をぶっ潰して色々と手を加えたわけですが、とても満足のいく状況で動いてくれています。自分が持っているMacがこれ一台きりなので、ちょっと無理くり最強マシンにした感は否めませんが(^_^;)

AppleTVのAirplayにLossless音源を流してみたり、もう完全にApple信者ですね、これ。ちょっと小馬鹿にしていた数年前が信じられない状況です(笑)

パーツ交換と仮想化ソフトのおかげで、もうすっかりMacに馴染んでしまったので、次こそはiMacあたりを買って、ちゃんと分業させてあげたいこの頃です。

それではまた!

スパースバンドル・ディスクイメージの最大容量を増やす手順

TimeMachine専用の外付けハードディスクを持っていないので、今まで使っていたデスクトップをMacbook ProのTimeMachine用のサーバーとして利用しています。最初はテストのつもりで小さめに容量を取っていたんですけど、実用に耐えうるレベルなので容量を拡張することにしました。大まかな手順は下記の通りです。

  1. ディスクユーティリティで「イメージのサイズを変更」
  2. パーティションの容量を変更したサイズまで増やす

ちなみに参考にしたのは下記の記事です。

Time Machine用ディスクの大きさを変更 – mac memo2

まずはディスクユーティリティを開きます。

ディスクユーティリティの画面

今回は上記画像の「TimeMachineVolume」の最大容量を180GBから200GBに増やしてみたいと思います。今回はこの記事用に増やしますが、元々は100GB程度しかありませんでした。もし、今回の対象となる「TimeMachine.sparsebundle」が表示されていない場合は、容量を増やしたいsparsebundleファイルをダブルクリックするなりして、この画面に表示させて下さい。

sparsebundleファイル

ポチポチっと。すると最初の画像のように、ディスクユーティリティに目的のディスクイメージが表示されると思います。ただ、ディスクイメージが開いていると容量の操作ができませんので、ボリューム名(今回の例では「TimeMachineVolume」)を右クリックして取り出しを行なって下さい。

ディスクイメージを取り出す

するとディスクイメージが取り出されて下画像のようになると思います。

ディスクイメージが取り出された状態

これでスパースバンドル・ディスクイメージのサイズを変更可能となります。右上メニューの「イメージのサイズを変更」ボタンをクリックして下さい。

ディスクイメージのサイズを変更

新しいサイズを入力できますので、お好みの容量で入力して「サイズを変更」ボタンを押して下さい。これでディスクイメージの容量は200GBになりました。ただし、ボリュームのパーティションは元のままです。今回の例だと、TimeMachineVolumeの容量は180GBのままで、未使用の領域が20GB増えた状態です。

というわけで、次にボリュームのパーティション容量を拡張します。ディスクイメージ(TimeMachine.sparsebundle)を選択して、「開く」ボタンを押して下さい。下記のようにパーティションタブを選択できる状態になると思います。

パーティションタブを選択した状態

パーティションタブを選択して、「パーティションのレイアウト」右下にある三角印を下まで引っ張って、パーティションを容量いっぱいまで広げたら、「適用」ボタンを押すと次のようなダイアログが表示されます。

パーティション変更確認ダイアログ

「パーティション」ボタンを押せば、下記のように変更がスタートします。ちょっと時間がかかるかもしれないので、お茶でも飲んで待ちましょう。

パーティション変更の進捗状況

右下に進捗状況が出ています。プログレスバーがいっぱいになれば、変更作業完了です。これで容量が変更されました。めでたしめでたし…のはずなんですが、なぜかボリュームのマウントが解除されていたりして変な状況です。この作業をすると毎回同じようになるのですが、ディスクユーティリティを再起動すると変更した後の正しい状態でボリュームがマウントされているので、バグかもしれません。作業後はディスクユーティリティを再起動する事をオススメします。

以上、スパースバンドル・ディスクイメージの最大容量を増やす手順でした。参考になれば幸いです。

それではまた!

AppleTVのリモコン操作をMacbookに反応させない方法

AppleTV買っちゃった♪

意気揚々と付属のリモコン使って設定していたら、なんか手元でピコピコ音がする。「ん?」と思ってMacbook Proの画面を見てみたら上ボタンに反応して音量アップ、下ボタンに反応して音量ダウンしているではないですか!こりゃ面倒…と思ったのでググったサイトを参考に、Macbookがリモコンに反応しないようにしました。

以下、設定手順です。(環境はOS X 10.8 Mountain Lionです)

  1. システム環境設定→セキュリティとプライバシーを選択
  2. 右下の詳細ボタンをクリック(※押せなくなっている場合は、左下にある鍵マークをクリックしてパスワードを入力すればOK)
  3. 「リモートコントロール赤外線レシーバーを無効にする」にチェックを入れてOKボタンを押す

以上で無事、リモコンをぐっちゃぐちゃに操作してもMacbookはうんともすんとも言わなくなりましたとさ。

それではまた!

参考にしたサイト

HT1555 Apple Remoteのリモコン操作がMacbook Proにも連動してしまう

Sparse Bundle Imageを仮想マシン置き場として運用する手順

Macを使っている人の中には、Boot CampやVMware Fusion、ParallelsでWindows環境を仮想化している人も多いと思います(あ、Boot Campは仮想ではないか)。

404 Blog Not Found:Mac – Sparse Bundle Image ノススメ

敬愛する小飼弾先生も、Sparse Bundle Imageでの仮想マシン運用をオススメしています。何と言っても一番のメリットは差分バックアップが容易になること。一般的な運用だと、ほんの僅かファイルが変更されただけでまるっとファイルが変わっちゃいますから。仮に仮想マシンのHDDに40GBを充てていたら、何か操作する度に40GBの差分です。数テラ時代になった昨今でも、無駄遣い甚だしい。

という訳で、Sparse Bundle Imageを作成して、そこに仮想マシンを置くまでの手順。ディスクユーティリティでSparse Bundle Imageを作成→そこに仮想マシンファイルを置くという流れです。

  1. ディスクユーティリティの「新規イメージ」ボタンをクリック
  2. 作成する新規イメージの情報を入力(下記は例です)
    • 名前:ファイル名になります(例:WindowsXp→WindowsXp.sparsebundle)
    • 場所:後で変更可能なのでどこでもOKです。「仮想マシン」ディレクトリとかでいいかと。
    • 名前:マウント時のボリューム名となります。(例:WindowsXpVolume)
    • サイズ:仮想マシンの容量に合わせて大きめに作っておけば大丈夫。後から変更可能。
    • フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
    • 暗号化:なし
    • パーティション:ハードディスク
    • イメージフォーマット:スパースバンドル・ディスクイメージ
  3. 作成ボタンをクリックすると、sparsebundleファイルが作成された上でディスクイメージがマウントされます
  4. デスクトップのディスクイメージをクリックして開いて下さい
  5. そこに、仮想マシンのファイル(Windows XP Home Edition.vmwarevm など)をコピーor移動します
  6. 仮想マシンを使用する時は、そのファイルを使用するだけです。

以上!簡単でしょ?実際にrsyncやTimeMachineでどれぐらい効果的になるのか、またパフォーマンスのコストがどれだけ変わるかは、後日テストします。

注意点としては、マシンを再起動した時にはディスクイメージがマウントされていない可能性があるので、その場合は「***.sparsebundle」ファイルをダブルクリックするなどしてマウントしてから仮想マシンを使用して下さい。

それではまた!

非純正メモリでMac OS X Mountain Lionのインストールに失敗

事の経緯は下記の通り

  • Macbook Pro 13インチ early 2011をSSD換装したい
  • PLEXTOR PX-256M5Sを購入
  • 純正HDDと入れ替えて、OS X Mountain Lionのインストールを試みる
  • インストール中、残り2分ぐらいから進まなくなり、長い時間待たされた挙句、「必要なサポートファイルをコピーできませんでした」と出て失敗
  • PX-256M5Sのファームウェアを最新にして再チャレンジ→失敗
  • SSDをIntel 335 Series SSDSC2CT240A4K5に相性交換してもらう→でも失敗
  • SATA 6Gbpsでは無理なのかと思い、3GbpsのCT256V4SSD2を購入→やはり失敗
  • 途方に暮れて立ち寄った秋葉原のMac Collectionで、店員さんから交換メモリだとエラーが出る事があると聞く
  • 純正メモリに戻してIntel 335へインストール…ついに成功!

Macbook Proのearly 2011(特に17インチ)はSATA 6Gbpsで相性が出るという話は目にしていたものの、Macbook ProのEFIアップデートで対策されて、ほぼ問題ないという認識でした。

VC社長日記:MacBook Pro 17インチ Early 2011のSATA 3問題が解消! – livedoor Blog(ブログ)

PlextorのM5Sは相性が悪いというのを見たので多少の覚悟はしつつ、Intel 335、SATA 3GbpsのCrucialと連続で失敗した時には、いよいよ本体の問題かと思って半ば諦めていたのですが…秋葉原のMac Collectionで店員さんとお話していたら、メモリが違うとエラーになる事があると。それで「mac インストール メモリ 失敗」で検索をかけてみたら、全く同じようなエラーが出たという記事を見つけました。

MacBook Mac OS X 再インストールで失敗(途中でエラー)が純正メモリに戻したら成功 : ブロg: 技術メモ

早速、純正メモリに戻してインストールしてみたところ、問題なくインストール出来ました。この記事と同じく、「残り2分」と出てからなかなか進まなかったので「やっぱりダメか」と肩を落としかけたけど、今回は最後まで完走!やったよ!

交換メモリの方は、Remberでメモリチェックしてみてもエラーは出ませんでした。実際、インストール後に再度4GB×2の交換メモリに差し替えましたが、特に問題も起こっていません。どうやらOSインストール時の問題みたいです…

という事は、ディスクユーティリティを使用してHDD→SSDに内容を丸ごとコピーしてから差し替える方法だったら何も問題は起こらなかったのかもしれません。SSDとHDDを同時に接続する環境がなかったから試しもしなかったorz あとはSSDの問題だと思っていたので、まさか原因がメモリ側にあるなんて思いもしませんでした…

HDDからクローンコピーする場合は関係ないかもしれませんが、クリーンインストールでエラーが起こった場合はメモリも疑ってみて下さい。相性交換保証でちょっと無駄にお金使っちゃったけど、とにかくSSDに出来て良かった!

VMwareでMacbook Proをオールインワンにする計画。残すはメモリ16GB化と、光学ドライブのHDD差し替えだ…

VMware Fusion 5のWindowsでロジクールマウスの親指ボタンを有効にする

Logicoolなど、Macの純正でないマウスにはホイールボタンや親指ボタンなどがついています。Windowsで使用する場合、ドライバを入れた時点で下記のような動作が標準で割り当てられる事が多いです。

  • ホイールクリック→新規タブで開く
  • 親指ボタン(手前)→戻る
  • 親指ボタン(奥)→進む

この動作になれていたため、Macで違う挙動になり違和感がありました。これを設定して上の動作にします。

1.システム環境設定からマウス設定画面を開く

2.設定するマウスを選択して「Configure」をクリック

3.親指ボタンの設定をする

・Thumb Back ButtonのAssigned Actionに「Keystroke」を選択する
・下に表示される詳細設定の「Type key」内をクリックして、「delete」ボタンを押す

・Thumb Forward ButtonのAssigned Actionに「Keystroke」を選択する
・下に表示される詳細設定の「Type key」内をクリックして、「delete」ボタンを押す
・右の「…and choose any modifier」の一番右(Shiftキー)を選択状態にする

上記で、親指ボタン(手前)に「delete」キーを、親指ボタン(奥)に「shift + delete」キーを設定できました。これでMacとVMware内のWindowsともに戻る&進むボタンとして利用できます。

Assigned Actionに「Back」と「Forward」を設定すれば良さそうな気がしますが、「Back」と「deleteキー」の動作がイコールではないらしく、VMwareのWindowsで違う動作になるのでご注意下さい。

参考:VMWare FusionでのゲストOS上のマウス設定について | MacintoshのQ&A【OKWave】